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夜鳥 薫

Character Profile

キャラクター紹介


夜鳥 薫(やどり かおる)

夜鳥 薫
夜鳥 薫

生年月日:2014年(平成26年)7月26日

出身地:FOC管理下の異界

性別:両性

身長:175cm

体重:73kg

種族:鵺


 【概要】

 FOC第五支部所長兼怪異研究部部長。霊の怪異や呪物を専門に研究している悪霊使い。FOC総所長:夜鳥観世のクローンのひとりであり、彼同様「鵺」という妖怪である。

霊体や呪いを吸収する能力に長けており、悪霊や呪物を捕食して自身の魂に吸収することで魔力を増幅することができる。研究の一環で世界中から危険な悪霊や呪物を集めているため、彼が所長を務めるFOC第五支部は強い邪気が満ちている。FOCの組織内では第五支部は別名「伏魔殿」とも呼ばれ、恐れられている。伏魔殿の主である薫は、危険な悪霊を統べる自身のことを「魔王」と名乗っている。

FOC総所長である観世に対して強いライバル心を抱き、FOCのトップの座を奪うことを虎視眈々と狙っている。

 

 

【身体の構造と能力】

観世のクローンをベースに生み出された存在であるため、彼と同じ容姿と、変幻自在で不老不死の強靭な身体、高い身体能力を有している。ただし、人格は観世とは別人であり、傲岸不遜な性格。体内に無数の悪霊を飼っており、自身の使い魔として使役している。

悪霊や呪物に関する研究の一環で、それらの調査や捕獲・回収任務を行うにあたり、悪霊や呪物を使った魔法・魔術を用いることが多い。血を吸う妖刀「ブラム」と魂を吸う妖刀「ジョアン」の二振りの刀を武器として愛用している。任務で着用するボディスーツやコートは、服の形に変化させた身体の一部を纏っているだけなので任務の間は全裸となる。

任務を有利に進めるため、日々心身と魔法の鍛錬を積んでいる。いつか観世よりも強い妖怪となり、FOCのトップの座を奪うことを目指しており、そのための努力は惜しまない。

 

 

【高次元化】

20××年、観世が未知の物体と遭遇した影響により、宇宙の神秘の力と叡智を手に入れたことを知った薫は、観世とはあらゆる面で力の差が大幅に開いてしまったことを思い知らされる。いつか観世を超える妖怪となることを目指している彼は、あらゆる手段で魔力の底上げを試みようと躍起になったが、それでも観世の持つ力には到底及ばなかった。

ある日、悪霊に関する調査で、とある国の「悪魔の島」と呼ばれる離島に関する情報を耳にする。その島では古くから、島に立ち入った者は誰一人帰ってこないと言われ、島から謎の不気味な光が発せられる様子が目撃されていることから、いつしか島には人を喰らう悪魔が棲んでいると言われるようになった。

薫はその情報をもとに、悪魔の島に本当に悪魔が存在するのか調査に赴いたところ、島の中心部にある洞窟の奥で謎の発行体に遭遇する。後の調査ではそれが、観世が火星で遭遇した未知の物体の複製であったことが判明するが、当時の薫はそうとは知らず、未知の物体に触れると、彼の中に膨大なエネルギーと情報が流れ込んだ。未知の物体から発せられる膨大なエネルギーと情報を吸収することができた観世とは異なり、薫は反対に未知の物体に吸収されてしまう。

薫が突然消息を絶ったことを知った観世は、彼の救出に向かい、未知の物体から薫を引き離すことに成功する。一時的に未知の物体と融合した影響で、観世同様に宇宙の神秘の力と叡智を手に入れ、高次元の存在となった薫であったが、全ての力と叡智を受け止めるには彼の器は小さく、このままでは薫の身体が崩壊してしまうため、薫が手にした力と叡智の半分を観世が預かることで一命を取り留めた。

観世に預けている力と叡智をいつか受け入れられるように、手にした力と叡智を用いて修業を積んでいる薫は、いつか観世を超える強大な存在になることを目指している。

 

 

【夜鳥観世との関係】

 かつては観世の体内に存在した無数の別人格のうちのひとつであったが、凶暴な人格であったため、観世の魂の一部とともに魔法で人格を切り離され、フラスコの中で封印されていた。後に実験の一環で観世のクローンの肉体を与えられ、彼の兄弟のひとりとして扱われるようになった。現在は観世による教育により凶暴な性格はある程度治まり、家族やFOCの職員達と一緒に日常生活を送れるようになった。

観世の中の人格のひとつであった頃から、彼の主人格を乗っ取ろうと画策していたが、観世から切り離され、怪異研究の実験体にされたことを根に持っている。肉体を手に入れてからは、いつか観世を超える強大な妖怪となり、彼が大切にしている組織(FOC)のトップの座を奪うことを目論むようになった。観世に対して強いライバル心を抱いているが、観世の子供たちのことは溺愛しており、大切にしている。

 

 

【趣味】

悪霊や呪物を研究する仕事の影響により、いわくつきの品々を扱う骨董品店を巡ることが好き。悪霊や呪いが宿った骨董品を数多く収集しており、呪物コレクターたちの間では有名となっている。第五支部には、薫が収集した骨董品を展示した「呪物ギャラリー」が存在するが、骨董品の影響によりギャラリー含め第五支部自体が強い邪気で満ちているため、邪気に耐性のある者以外は立ち入りできない。